「台湾有事」 松野官房長官”有事の避難施設整備など検討”

いわゆる「台湾有事」への懸念もあるなか、松野官房長官は沖縄県石垣市を訪れ、有事の際に住民が身を寄せられる避難施設の整備などを検討していく考えを示しました。

いわゆる「台湾有事」への懸念もあるなか、政府は、南西諸島の国民をどう保護するか検討しており、松野官房長官は、現場の状況や意見を踏まえる必要があるとして22日から3日間の日程でこの地域を訪れています。

松野官房長官は、22日は最初の訪問先の石垣市で、島の重要な海上インフラである石垣港を視察しました。

これに先立って石垣市の中山市長と会談し、有事の際に住民が身を寄せられるシェルターの整備のほか、島の外に速やかに避難できるよう港の岸壁の拡張や空港滑走路の延長などへの支援を求められました。

これに対し、松野官房長官は「石垣島では観光客も含めたすべての人を避難させるには数日から10日程度かかる可能性があり、安全を確保するための避難施設が必要だ」と述べ、地元の要望も踏まえて避難施設の整備などを検討していく考えを示しました。