台湾の海洋調査船 また調査活動か 与那国島沖の日本のEEZ

台湾の海洋調査船 また調査活動か 与那国島沖の日本のEEZ

20日午後、与那国島沖の日本のEEZ=排他的経済水域で、台湾の海洋調査船が海洋調査とみられる活動を行っているのが確認され、海上保安本部は日本の同意を得ていない調査だとして無線で中止を求めました。

第11管区海上保安本部によりますと、20日午後1時40分ごろ、与那国島の南およそ62キロメートルの日本のEEZ=排他的経済水域で、台湾の海洋調査船「新海研二號」の船尾からワイヤーのようなものを海中にのばしているのを巡視船が確認しました。

海上保安本部は日本の同意を得ていない調査活動は認められないとして無線で中止を求めました。

台湾の海洋調査船から応答はなかったということですが、午後5時10分ごろワイヤーのようなものを引き揚げて、西に向けて航行を始めたということです。

そして、午後9時20分ごろ、日本の排他的経済水域から出たということです。

日本の排他的経済水域で台湾の海洋調査船によるこうした活動が確認されたのは、ことしに入って3件目で、7月12日に尖閣諸島の大正島沖で確認された以来です。