那覇港で特定外来生物オオヒキガエル捕獲 確認は4年ぶり

那覇港の新港ふ頭の周辺で特定外来生物のオオヒキガエル1匹が捕獲されました。
沖縄本島で確認されたのは4年ぶりで、県や環境省は同じような特徴のカエルを目撃したらすぐに連絡するよう呼びかけています。

確認されたのは、中南米原産の大型のカエルオオヒキガエル1匹です。

県によりますと今月10日の夜、那覇港の新港ふ頭の緑地周辺で行われていた外来生物のモニタリング調査で見つかり、捕獲したということです。

沖縄本島で確認されたのは、4年前に同じく那覇港の新港ふ頭で捕獲されて以来です。

オオヒキガエルは南北大東島や石垣島に主にさとうきびの害虫を駆除する目的で導入されましたが、昆虫などを大規模に捕食し、また強力な毒を分泌するなど生態系に及ぼす影響が問題となっています。

オオヒキガエルは繁殖力が強く県は周辺に生息している可能性があるとして背中に一面いぼがあるような特徴の似たカエルを目撃した場合は素手では触れず、県や環境省にすぐに連絡するよう呼びかけています。

連絡先は、県自然保護課が098−866−2243、
環境省の沖縄奄美自然環境事務所が098−836−6400です。