「石垣港みなとまつり」4年ぶりに通常開催

石垣市で、港の役割を広く知ってもらおうという「石垣港みなとまつり」が17日の「海の日」に合わせて4年ぶりに通常開催されました。

開港60周年とも重なったことしの「石垣港みなとまつり」は、新型コロナの影響で4年ぶりの通常開催となり、石垣港離島ターミナルの周辺では記念式典やさまざまなイベントが催されました。

このうち岸壁では、尖閣諸島周辺の海域を専従で警備するため配備されている大型巡視船「たらま」の船内が公開され、訪れた人たちが船上から景色を眺めたり、海上保安官の制服を着て記念撮影をしたりして、ふだんは入れない巡視船の内部を興味深く見て回りました。

息子と訪れた父親は「実際に乗ってみると狭く感じ、この中で仕事をしているのだと実感しました。子どもが将来海上保安官になることを希望しているので、なってくれたらいいなと思います」と話し、息子は「楽しかった。海上保安部の船が見られてうれしかったです」と話していました。

また、ヨットで港の周辺をまわる体験航海では、参加者たちが爽やかな風を感じながら海から見える市街地の様子を楽しんでいました。

体験航海を楽しんだ兄と妹のきょうだいは「船の上から見た景色はきれいでした。また乗りたいです」とか「とても楽しくて気持ちよかったです」などと口々に話していました。