知事「十分な医療提供できなくなる事態も」感染対策呼びかける

県内で新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、玉城知事は今後、長期間にわたって十分な医療が提供できなくなる事態が想定されるとして、基本的な感染対策などを継続し、救急医療の負担軽減に協力するよう呼びかけました。

県内では、新型コロナの入院患者数が900人を超える状況が続いていて、依然として高い水準で推移しています。

これについて、玉城知事は13日の定例の記者会見で、救急医療がひっ迫しているとしたうえで、「今後、長期間にわたり、県民や沖縄を訪れる方々に十分な医療を提供できなくなる事態も想定される」と危機感を示しました。

そして、玉城知事は、軽症の場合は救急を受診することを控え、市販の解熱剤などを服用して自宅で療養してほしいとしたうえで、「発熱や咳などの症状がある場合は、外出は絶対に控えてほしいし、飲み会への参加は当然控えなければならない。感染が拡大している今だからこそ、密接する場面でのマスク着用や手指の消毒は必要で、基本的な感染対策にもう一度ご協力をお願いしたい」と述べました。