中国海警局の船2隻 領海に侵入 うち1隻領海から出る

中国海警局の船2隻 領海に侵入 うち1隻領海から出る

13日朝、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、日本の漁船1隻の動きにあわせるように日本の領海に侵入した中国海警局の船2隻のうち、1隻は夕方までに領海から出ました。
残る1隻は、漁船の周辺の海域を航行しています。

11管区海上保安本部によりますと、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船2隻が13日午前5時前に、尖閣諸島の大正島の沖合で、日本の漁船1隻の動きにあわせるように相次いで領海に侵入しました。

2隻のうち1隻は、およそ12時間領海内を航行したあと、午後4時40分すぎに領海を出ました。

残る1隻は午後4時時50分現在、操業している漁船の動きに合わせるように尖閣諸島の大正島の南西およそ8キロの領海内を航行しています。

海上保安本部が漁船の周囲に巡視船を配備して安全を確保するとともに、ただちに領海から出るよう警告を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは、先月21日以来で、ことしに入って19件目です。