宜野湾海浜公園で不審者対応訓練

花火大会や祭りなどの会場に不審者が現れたときの対応を確認するため、12日、警察などが宜野湾海浜公園で訓練を行いました。

訓練には、宜野湾警察署の警察官や機動隊の爆発物対応専門部隊、それに宜野湾海浜公園の関係者などおよそ30人が参加しました。

公園でイベントが行われている最中に、不審者が大声を出して暴れ始めるという想定で行われ、まず、不審者役の警察官が「イベントやめろ。責任者を呼んでこい」などと叫びながら現れると、公園の職員が観客を避難させ、警察に通報しました。

続けて、盾とつえ、それにさすまたを持った警察官3人が駆けつけ、ナイフを取り出して盾を蹴るなどして抵抗する不審者役を取り押さえました。

そして、不審者役が持っていたリュックサックに爆発物が入っている可能性があるという想定で、防爆スーツを着た機動隊の爆発物対応専門部隊が、長さおよそ5メートルのアームを使って、専用の容器にリュックサックを回収していました。

宜野湾海浜公園では、9月に、安室奈美恵さんの楽曲などを使った花火ショーが行われるなど、さまざまな大規模なイベントが予定されています。

宜野湾警察署の仲本貴署長は「宜野湾署管内でも多くのイベントの計画があり、その中で不測の事態が起こらないように、もしくは起こったときにどうすればいいのかという問題意識と危機意識を持てたことが成果だった」と話していました。