美しい星空をアピール 国頭村で星空の観察会

自然を生かした美しい星空をアピールし観光客の誘致につなげようと、国頭村が11日夜、星空の観察会を開きました。

国頭村は、国際NPOが認定する「星空保護区」の申請に向け地元での機運を盛り上げようと取り組んでいて、11日夜、村が開いた観察会には村内のおよそ40人が参加しました。

観察会の会場となった陸上競技場には望遠鏡6台や双眼鏡が用意され、まず、地元の愛好会に所属する星空のガイドたちが、国頭村は街の明かりが少ないため美しい星空が見られることを説明し、天の川や夏の星座、それに北極星などの位置を紹介しました。

参加者は望遠鏡や双眼鏡を使って星座を観察したりスマートフォンで夜空を撮影したりして、思い思いに満天の星空を楽しんでいました。

「星空保護区」は、美しい夜空を守る取り組みを世界基準で評価し、国際的なNPOが認定するもので、国内では、西表石垣国立公園などが認定されています。

参加した10歳の女の子は「織り姫やひこ星を見ることができました。きれいな星空が見られると分かったので興味を持って勉強したいと思いました」と話していました。

また、57歳の男性は「星空が輝いていて感激しました。地元の子どもたちがこのすばらしい星空を伝えていけるように育って欲しいですね」と話していました。