オスプレイ低空訓練 基地負担軽減考慮で沖縄除外 浜田防衛相

在日アメリカ軍の輸送機オスプレイをめぐり日米両政府が低空飛行訓練を認める対象区域から沖縄県を除いたことについて、浜田防衛大臣は沖縄の基地負担を一層軽減する必要性を考慮した結果だという認識を示しました。

沖縄に配備されているアメリカ海兵隊の輸送機MV22オスプレイをめぐり、日米両政府は低空飛行訓練の高度について、10日の運用からこれまでより低い、およそ60メートルから150メートルの高度で行うことで合意する一方、対象区域は住宅地などの上空を避けた山岳地帯で、沖縄県内ではこの高度での訓練は行わないとしています。

これについて浜田防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、「沖縄の皆様には大きな基地負担を担っていただいていて、政府として重く受けとめている」と述べました。

そして、今回の合意は沖縄県の基地負担を一層軽減する必要性を考慮した結果だという認識を示したうえで、「わが国の防衛および国民の安全確保の観点から大きな意義を有するものと考えている」と述べました。