沖縄 石垣市の人工ビーチ 近くに迎撃ミサイルPAC3が展開

石垣市の人工ビーチが11日、4年ぶりに一般に開放され、地元の人や観光客が訪れています。
このビーチから200メートル余り離れた敷地の一角には自衛隊の迎撃ミサイル「PAC3」が展開されており、訪れた人たちは発射機の様子を眺めたり写真を撮ったりしていました。

石垣市の新港地区にある人工ビーチは、新型コロナウイルスの影響で使用が制限されていましたが、11日、4年ぶりに一般に開放されました。

このビーチは、およそ230メートルにわたって砂浜が広がっており、朝から地元の人たちや観光客が海で泳いだり砂浜で遊んだりしていました。

このビーチから200メートル余り離れた敷地の一角には自衛隊の迎撃ミサイル「PAC3」が展開されており、市は、防衛省に対して周辺をシートで覆い利用客に配慮するよう求めています。

これを受けて防衛省は、ビーチとの間にあるフェンスの一部をシートで覆う措置を取ったということですが、PAC3を間近にのぞむことができ、訪れた人たちは発射機の様子を眺めたり写真を撮ったりしていました。

観光で立ち寄った東京都の60代の男性は「PAC3が見えたので立ち寄りました。平和なところでアンバランスな感じがします。実際にミサイルが飛んできたら怖いですね」と話していました。

また、娘と訪れた地元の男性は「特に問題ないと思います。いまは大変なときだと思う」と話していました。

このビーチは来月31日まで毎日午前9時から午後7時まで一般開放されるということです。