美しい星空で観光客の誘致を 「星空保護区」の申請へ

自然を生かした美しい星空をアピールし観光客の誘致につなげようと、国頭村が、国際的な団体によって認定される「星空保護区」の申請に向けて調整を進めていることが分かりました。

「星空保護区」は、美しい夜空を守る取り組みを世界基準で評価し、国際的なNPOが認定するもので、国内では、西表石垣国立公園などが認定されています。

国頭村は、面積のおよそ8割を世界自然遺産に選ばれた森林で占められ、この自然を生かした美しい星空をアピールし、観光客の誘致につなげようと、「星空保護区」の申請に向けて調整を進めているということです。

村によりますと、去年、夜空の暗さの調査を行い、認定される基準にあると判断したということで、早ければ2年後に候補地とする4か所の申請を目指すことにしています。

また、村では、光が外に漏れないようにし、美しい夜空を守る取り組みを進めていて、候補地の1つ、国頭村森林公園内のキャンプ場にある炊事場では、光量の少ない蛍光灯に交換するなどしていました。

キャンプ場を管理する下地正敏さんは「国頭村の星空がきれいに見えるように取り組んでいるところで、村と一緒に盛り上げていきたいです」と話していました。

村は今後、この取り組みについて村民に説明し、理解を求めることにしています。