水難事故を防ごう ライフジャケットの着用など呼びかけ

夏のレジャーシーズンが本格的に始まる中、石垣市で6日、警察などが水難事故を防ごうと、市民や観光客にライフジャケットの着用などを呼びかけました。

この呼びかけは、八重山警察署や石垣海上保安部でつくる協議会のメンバーなどあわせて14人が、6日、市街地中心部の交差点の周辺で行いました。

メンバーたちは、はじめにライフジャケットの着用を呼びかける横断幕を交差点のガードレールに設置しました。

さらに、海では沖に向かって潮が速く流れる「離岸流」に注意することなど、海や水辺で遊ぶ際の注意点が書かれたチラシを市民や観光客に配って水難事故防止を呼びかけました。

八重山警察署によりますと、八重山地方ではことし、先月末までにダイビング中に溺れるなどの水難事故が、去年の同じ時期より1件多い9件発生し、すでに3人が死亡しているということです。

八重山警察署の下地秀樹副署長は「万が一ということもあるので、命を守るためにもライフジャケットを着用して水遊びを楽しんでもらいたい。また、体調が悪い時や飲酒時は絶対に海に入らず、子どもだけで遊んだり、救助者のいない管理されていないビーチなどでは泳がないで、これからの夏のレジャーシーズンを楽しんでもらいたい」と話していました。