暴力団に用心棒代支払ったか 那覇 松山の複数飲食店一斉捜索
暴力団に用心棒代を支払い県暴力団排除条例に違反した疑いがあるとして、警察は5日夜、那覇市の歓楽街、松山にある複数の飲食店などに家宅捜索に入りました。
警察官およそ150人が捜索にあたり、周辺は一時騒然となりました。
警察の家宅捜索を受けたのは、那覇市の歓楽街、松山にある飲食店など10数店舗です。
5日夜9時ごろ、捜査車両や機動隊員を乗せたバスなどが次々に到着し、およそ150人の捜査員や機動隊員が各店舗の中に一斉に入りました。
また、店舗の入り口では、盾を持った機動隊員が警戒にあたり周辺は一時騒然となりました。
県暴力団排除条例で松山周辺は特別強化地域に指定されていて、風営法が適応される飲食店の経営者などが暴力団に用心棒代を支払った場合、1年以下の懲役や50万円以下の罰金が科せられることになっています。
捜査関係者によりますと、これらの飲食店などでは暴力団に用心棒代を支払い、条例に違反した疑いがあるということです。
捜索は2時間から3時間ほどにわたり行われ、捜査員が飲食店の関係者から話を聞く様子も確認できました。
警察は、今回の捜索などをもとに容疑の裏付けを進めることにしています。