新紙幣 日銀那覇支店で紹介展示

日本の紙幣が20年ぶりに全面刷新されるのを前に、新しい紙幣を紹介する展示が日銀那覇支店で始まっています。

一万円札、五千円札、それに千円札の3種類の新しい紙幣が来年7月上旬をめどに発行されるのを前に、日銀那覇支店は広く知ってもらおうと展示を始めました。

新たな紙幣には、一万円札に「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一、五千円札に日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子、千円札に近代医学の礎を築いた細菌学者の北里柴三郎の肖像がデザインされています。

日銀那覇支店の展示室では、新たな偽造防止対策や指で触って紙幣の種類が識別できるよう凹凸が付いていることなども紹介されているほか、実物のおよそ9倍のパネルを持って記念撮影ができるようになっています。

予約制の店内見学や夏休みに行われる体験学習では、実物と同じ見本を見ることができるということです。

日銀那覇支店の飯島浩太支店長は「新しく生まれ変わる紙幣を県民の皆さんに親しみを持って使ってもらえるよう願っています。デザインや偽造防止技術を紹介しているので、見に来てください」と話していました。