台湾の立法院長が船で与那国島へ出発

台湾の議会・立法院トップの游錫コン※院長が、4日北東部・宜蘭県の港から100キロ余り離れた与那国島に向けて船で出発しました。
将来的な定期航路の開設につなげるねらいだとしています。

与那国島に向かったのは台湾の議会・立法院トップの游錫コン※院長と、台湾の当局者や観光業者などおよそ80人です。

游院長は、宜蘭県・蘇澳の港の岸壁で「台湾と日本、蘇澳と与那国の観光振興に加え台湾と日本の友好を深めることにもつながる」と渡航の意義を強調して高速船に乗り込み、日本時間午前10時すぎに出発しました。

今回の渡航は、宜蘭県出身の游院長の発案をもとに、台湾の交通部が中心となって企画したもので、游院長は、台湾と日本の観光振興に向けて、将来、宜蘭県と与那国島を結ぶ定期航路の開設を実現させたいとしています。

蘇澳から与那国島までの距離は100キロ余りで、一行が乗った船は、日本時間の4日正午ごろ、与那国島に到着する予定です。

その後、游院長は、日本と台湾の交流を進める超党派の議員連盟「日華議員懇談会」の会長を務める自民党の古屋・元国家公安委員長らと合流し、島の最も西にある岬、西崎などを視察する予定です。

※コンは「方」を横に2つ並べ、その下に「土」。