小学校で沖縄県産の食材使った給食 郷土の味楽しむ 那覇

那覇市にある小学校の給食で沖縄県産のマグロや冬瓜などを使った料理が出され、児童たちが郷土の味を楽しみました。

今月・7月は県工業連合会が県産品奨励月間としていて、これにあわせて那覇市の天久小学校では3日、県産の食材を使った給食が出されました。

献立は、▽県産マグロのしょうが焼き、▽県産の豚肉や南城市産の冬瓜などを使った汁物「シカムドゥチ」、▽うるま市産のゴーヤーを使ったサラダなどで、6年1組では特別に用意された琉球漆器の器に盛りつけられました。

3日は那覇市の知念市長も学校を訪れていて、「地元で作られたものは地元の人の体にいちばんあうと昔から言われている。1つ1つ作った方がいるのでありがたみを感じながらおいしく食べましょう」と児童たちに呼びかけました。

児童たちはいつもと違う器で食べる郷土の料理をおいしそうに味わっていて、中には、何度もおかわりする児童の姿も見られました。

女子児童の1人は「いつも苦いゴーヤーも苦くなくておいしいです」と話し、男子児童の1人は「違う器で食べるのでいつもよりおいしく、汁物は何杯でも食べられます」と話していました。

県工業連合会の古波津昇会長は「県内で生産された食材や工業製品などを使うことは沖縄にお金が残ることにつながる。スーパーに行くときは商品棚に書かれた産地を見て購入してほしい」と話していました。