警察と海上保安部が合同で水難事故防止を呼びかけへ

マリンレジャーシーズン中、警察や海上保安本部などが合同で水難事故の防止を呼びかける運動を行うのにあわせて、30日出発式が開かれました。

那覇市で開かれた出発式には、警察や第11管区海上保安本部などの関係者およそ70人が参加しました。

県警察本部の鎌谷陽之本部長が「行動制限がない夏となり、これまで以上に多くの人が海や川でレジャーを楽しむことが予想され、水難事故防止対策を強力に推進する必要がある」と述べました。

このあと市内の保育園の園児たちが「勝手に海や川に遊びに行かないことを誓います」と誓いのことばを述べました。

そして、パトカーや巡視艇、それにヘリコプターなどがパトロールに出発したほか、警察官や海上保安官などは波の上ビーチに移動し、事故防止を呼びかけました。

警察によりますと、県内ではことしに入って今月25日までに81人が水難事故に巻き込まれ18人が亡くなりました。

去年の同じ時期に比べ、事故に遭った人は30人、死亡した人は1人増えています。

県警察本部地域課の與儀太一郎水上安全対策室長は「ライフジャケットを付け飲酒のあとや体調不良の時は海や川に入らないとともに、子どもからは目を離さないでほしい」と話していました。

水難事故防止運動は10月末まで行われ、ビーチなどでのパトロールを強化することにしています。