沖縄県 5月の有効求人倍率1.20倍 観光客増で雇用改善

先月・5月の県内の有効求人倍率は1.20倍で前の月を0.02ポイント上回り、沖縄労働局は観光客の増加に伴い宿泊業などで求人が増えていて雇用情勢の改善が続いているとしています。

沖縄労働局によりますと仕事を求めている人1人に対し、何人の求人があるかを示す有効求人倍率は先月・5月は1.20倍で前の月を0.02ポイント上回りました。

新型コロナが5類に移行したことで外国人を含め県内への観光客が増加していて、宿泊業や飲食業を中心に新規の求人の提出の増加が継続し雇用情勢の改善が続いているとしています。

一方、県によりますと、先月・5月の完全失業者は2万7000人で、前の年の同じ月と比べて6000人増えて、完全失業率は3.5%と前の年の同じ月と比べて0.7ポイント悪化しました。

沖縄労働局の西川昌登局長は「今後、夏の観光シーズンに入り海外からの観光客が本格的に入ってくれば、それに応じて求人が増えることも予想される。一方、物価の上昇などが雇用に与える影響を注視していく必要もある」と話しています。