上原浩治さん 那覇市の大学で授業 挑戦する大切さ訴える

プロ野球・巨人や大リーグで活躍した上原浩治さんが29日、那覇市の大学で授業を行い、自身の経験から後悔しないよう挑戦し続ける大切さを訴えました。

プロ野球・巨人や大リーグで活躍した上原浩治さんは29日、那覇市の沖縄大学で授業を行い、スポーツを専門に学ぶ学生およそ120人が参加しました。

授業の中で、上原さんは、巨人で10年間プレーして大リーグに挑戦したことについて、通訳を介さなかったり、ジェスチャーを使ったりしながらコミュニケーションを取ったことや、積極的に主張する大切さを学んだことを振り返りました。

そして、まずは体験してみて自分に合うものを理解し、合わないものは「捨てる勇気」を持つ大切さを話し、「過去には帰れないので前に進むべきだと思う。後悔だけはしてほしくないと思います」とエールを送りました。

その後の質疑応答の時間では、「上原さんが大切にしていた軸は何ですか」という質問に対して、「練習は絶対にうそをつかないです。ライバルを作ることも大切です」と答えていました。

授業を受けた4年生の男子学生は「情報を取り入れるだけでなく、捨てることも必要ということは将来に生きるような話だなと思いました」と話していました。
また、3年生の女子学生は「コミュニケーションが大事と言っていたので、教師になった時は生徒とコミュニケーションをいっぱい取れたらいいなと思います」と話していました。

上原さんは「彼らはまだまだこれから明るい未来が待っているので、道はそれぞれですが、悔いのないよう進んでほしいです」と話していました。