石垣市 新型コロナ急増で通常診療に支障 電話相談窓口を再開

石垣市は発熱など新型コロナの症状を訴えて病院を訪れる人が急増して通常の診療や手術に支障が出始めているとして、28日から電話相談の窓口を再開して病院に行く前に相談するように呼びかけています。

石垣市では発熱など新型コロナの症状を訴えて市内に3つある病院を訪れる人が急増していて、民間の「かりゆし病院」には、27日、およそ60人が訪れ、検査の結果、およそ9割が陽性だったということです。

各病院では増え続ける患者の対応で、通常の診療や手術に支障が出始めているとして、市はことし3月まで設けていた電話相談の窓口を28日から再開し、病院に行く前に相談して、症状が重くない場合は自宅での療養を勧めています。

「かりゆし病院」では市の電話相談で受け付けをした人を対象にドライブスルー方式での抗原検査も28日から再開し、検査の結果を受けて解熱剤などを処方しているということです。

市の医療アドバイザーでもあるかりゆし病院の境田康二院長は「検査をすると受診者の7割から8割が陽性だ。コロナが『5類』になって検査をしない人がいる事も踏まえると感染拡大がかなり広がっていると思う。いま、島の中では誰にうつされるか分からない状況なので、今までどおり、感染対策は継続して頂きたい」と話していました。

石垣市の新型コロナの電話相談窓口は番号が070−1470−2813で、受付時間は当面、平日の午前9時から午前11時半までで、それ以外の時間帯は24時間対応している県の相談窓口を利用するよう呼びかけています。