乳幼児の不慮の事故 その時どう命を救うか 那覇市で講習会

小さな子どもたちが思わぬ事故にあった時にどう命を救うかを保護者に学んでもらおうと那覇市で講習会が開かれました。

これは日本赤十字社沖縄県支部の関連団体などが小さな子どもたちが転倒したり、転落したり、思わぬ事故にあった時にどう命を救うかを学んでもらおうと開いたもので、生後3か月から2歳までの子どもを連れた母親や父親あわせて12組が参加しました。

参加者は1歳に満たない乳児に心臓マッサージを行う場合は、まず、足の裏を触って名前を呼びかけ、表情から意識があるか判断したあと、体全体を押さえつけないよう、2本の指で胸を圧迫する方法を教わりました。

このあと、乳児や幼児の人形を使って、心臓マッサージの手順や電気ショックを与えて心臓の動きを正常に戻すAEDを使用する際は大人と違い、パッドを胸と背中に貼ることを学びました。

さらに参加者は子どもが電池などを誤飲した場合に頭を低くさせて背中をたたいたり、胸を押すことも学んでいました。

生後4か月の男の子を持つ30代の母親と父親は「寝返りをし始めたのでうつぶせになると心配になるときがあります。
子供向けの心臓マッサージやAEDのパッドの貼り方の違いなどが分かってよかったです」と話していました。

また1歳3か月の男の子を持つ30代の母親は「一瞬目を離すとひやっとする場面が何度かあったので、今日は勉強しに来ました。実際体験して、力を入れる場所が分かり、勉強になりました」と話していました。