那覇空港と粟国空港を結ぶ路線 昨年度赤字約1億3000万円

第一航空が運航する那覇空港と粟国空港を結ぶ路線について、昨年度・2022年度の赤字額がおよそ1億3000万円にのぼることがわかりました。

那覇空港と粟国空港を結ぶ「第一航空」の路線は、2015年8月に着陸を失敗する事故の影響で運休し、粟国村の強い要望で2021年7月に再開しました。

事故の前は定期便だったため国の補助を受けていましたが、再開後は週に3往復程度のチャーター便で国の補助はなく県と村が赤字分を補てんしています。

整備費などの固定費がかかる一方、小型機で座席が少なく満席でも赤字になるため昨年度・2022年度の赤字額がおよそ1億3000万円にのぼることがわかりました。

赤字分について、県と村は1対1の割合で負担する決まりとなっていて、今回はそれぞれ6500万円を補てんします。

これについて村は「運航を継続してほしいが、今年度予算が24億円で6500万円の負担は大きく赤字分の負担割合を低くするよう県に要望している」と話しています。

一方、県は「現段階での変更はかなり難しいが村と引き続き協議を進めていきたい」と話していました。