ゆいレール3両編成運行へ初の試運転 乗務員が運転方法確認

沖縄都市モノレール=ゆいレールの3両編成での運行に向けて19日、初めて試運転が行われ、乗務員が新しい車両での運転の方法を確認しました。

ゆいレールは、車内の混雑緩和を目指して今年度中に一部を3両編成にして運行する計画で、19日初めて試運転が行われました。

3両編成は従来の2両編成よりも全体の重量が増えてブレーキの効き方などが異なるため、那覇空港駅から浦添市にあるてだこ浦西駅の間を実際に運転して停車位置や運転感覚を確認したということです。

沖縄都市モノレールによりますと、10年前は4万人余りだった一日当たりの乗客数は、コロナ禍で一時は落ち込んだものの増加傾向で、昨年度の下半期には5万人余りに上ったということです。

3両編成の車両では従来よりおよそ80人多く乗客を乗せることができるということで、朝や夕方のラッシュ時を中心に運行することにしています。

利用者に話を聞いたところ、大阪から訪れていた60代の観光客は「これからニーズも増えるだろうから新車両導入はいいことだと思う」と話していました。

福岡から出張で頻繁に沖縄を訪れるという別の60代の利用客は「空港から乗ると結構混んでいるときがあって、3両くらいになってほしいと思っていたのでうれしい」と話していました。