沖縄県 新型コロナ 1医療機関あたりの患者18.41人

沖縄県 新型コロナ 1医療機関あたりの患者18.41人

新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
県内では今月11日までの1週間で1つの医療機関あたりの患者が18.41人と、前の週の1.17倍になりました。

県によりますと、今月11日までの1週間に県内54の医療機関から報告された新型コロナの患者は994人と前の週から141人増えました。

1医療機関あたりの平均の患者は18.41人と前の週の1.17倍になり、2週連続で前の週から増えていて、全国で最悪水準の感染状況が続いているとみられます。

地域別でみると、多い順に、南部保健所が26.14人、中部保健所が18.00人、那覇市保健所が17.33人、八重山保健所が13.00人、宮古保健所が11.00人、北部保健所が9.80人で、本島中南部と那覇市、八重山地域で前の週を上回っています。

入院者数は今月11日現在で395人で、重症は6人、コロナ専用病床の使用率は県全体で48.0%です。

また、県内27の重点医療機関では、クラスターの発生や医療従事者の感染などにより、今月13日現在、8か所で救急部門で受け入れ制限が、2か所で一般診療の制限が行われているということです。

県の宮里義久感染対策統括監は「60代から70代にかけて患者数が伸びていて、活動的な高齢者の間で感染が広がっている傾向がある。この世代で集まる場合は感染対策をとってほしい」と呼びかけています。