糸数与那国町長 浜田防衛相に避難施設設置の支援を求める考え

与那国町の糸数町長は記者団の取材に応じ、来週東京で浜田防衛大臣と面会することを明らかにした上で、老朽化している町役場の庁舎の移転にあわせていわゆる「台湾有事」の際に避難場所として使える施設を地下に設けられるよう財政的な支援を求める考えを示しました。

与那国町議会の6月定例議会は、9日閉会し、糸数町長が議会終了後に記者団の取材に応じました。

この中で糸数町長は来週上京して浜田防衛大臣と面会することを明らかにしました。

その上でいわゆる「台湾有事」が起きた際の住民の避難場所について、築50年以上と老朽化が進んでいる町役場の庁舎を500メートルほど離れた高台に移転させ新たな庁舎の地下に堅牢な施設を設けられるよう財政的な支援を求める考えを示しました。

糸数町長は「自衛隊の誘致だけでは困る。一般町民が安心して住めるような島にしないといけないから、財政的な支援を要請したい」と述べました。