台湾海峡通過のカナダ海軍フリゲート艦 米海軍基地寄港を確認

アメリカ海軍の艦艇と共に台湾海峡を通過したカナダ海軍のフリゲート艦がうるま市にあるアメリカ海軍基地ホワイトビーチに寄港したのが確認されました。

ホワイトビーチに寄港したのは、カナダ海軍のフリゲート艦「モントリオール」で、補給などのために寄港したものとみられます。

「モントリオール」は今月3日、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦「チャンフーン」とともに台湾海峡を通過していますが、この際、中国海軍の駆逐艦がチャンフーンの前方を横切り、危険な行為を行ったとしてアメリカ軍が非難しています。

NHKのヘリコプターが撮影した映像では、カナダ国旗を船首に掲げた「モントリオール」にクレーンを使って物資が積み込まれ、甲板には段ボール箱が積み上がっていました。

今回の2隻による台湾海峡の通過について、アメリカ海軍第7艦隊は「アメリカとその同盟国の自由で開かれたインド太平洋への関与を示すものだ」と声明を出していて、中国が台湾への軍事的な圧力を強める中、対抗する狙いがあるものと見られます。