沖縄県 災害警戒本部の会議開く 台風2号の被害状況を確認

沖縄県 災害警戒本部の会議開く 台風2号の被害状況を確認

沖縄県は2日午後、災害警戒本部の会議を開いて台風2号による県内の被害状況を確認しました。

2日昼すぎに県庁で開かれた会議には、池田副知事や関係部局の幹部などが出席し、これまでに入っている被害情報が報告されました。

それによりますと人的被害としては2日午前9時現在で男女合わせて8人が風にあおられて転倒し、頭や足などをけがをしたということです。

また道路沿いでの倒木が相次ぎ、このうち恩納村では倒れた木で車が損傷し、糸満市と南城市でも倒木が車に接触したということです。

このほか豊見城市ではトレーラーハウスの屋根がめくれ上がったほか、与那原町ではトタン屋根や雨戸が破損し、糸満市と八重瀬町ではカーブミラーの破損が報告されました。

またうるま市の津堅島にある診療所では電話がつながらず、回線の復旧作業が行われているということです。

農林水産業への被害については八重山地域では1日から宮古地域と沖縄本島地域では2日から調査を行っていて今後、被害額などを取りまとめることにしています。

池田副知事は県民に対し「台風シーズンはこれからが本番です。引き続き台風への備えや台風接近時は不要不急の外出を控えるといった被害防止への取り組みをぜひお願いしたい」と呼びかけました。