本島・大東島では高波に警戒し強風に十分注意を

大型の台風2号は沖縄地方を離れ、県内に発表されていた暴風警報はすべて解除されましたが、沖縄本島地方や大東島地方では波の高い状況がしばらく続き、吹き返しの風もあることから高波に警戒し、強風に十分注意して下さい。

気象庁によりますと、大型の台風2号は2日午前9時には鹿児島県の沖永良部島の東120キロの海上を時速25キロの速さで東北東に進んでいます。

台風は1日夜遅くから2日未明にかけて沖縄本島付近を北上し鹿児島県の与論島付近へと進みました。

県内に出されていた暴風警報は午前3時45分にすべて解除されました。

31日夕方に先島諸島に暴風警報が発表された後、台風は南西諸島をなぞるように北東方向に進み、県内には1日半以上にわたって暴風警報が出されました。

この間、石垣島や宮古島、それに沖縄本島で最大瞬間風速が30メートルを超える風が吹きました。

また先月30日の降り始めから2日午前11時までの雨量は、国頭村比地で152.5ミリと100ミリを超えたほか、読谷村で95ミリ、宮古空港で64ミリと各地に大雨をもたらしました。

台風は沖縄から離れつつあるものの、依然として沖縄本島地方と大東島地方が強風域に入っています。

このため気象台では、沖縄本島地方では2日夜にかけて、大東島地方では3日にかけて強風に十分注意するよう呼びかけています。

また、沿岸の海域はうねりを伴い大しけとなっていて、沖縄本島地方では2日夕方にかけて、大東島地方では2日夜遅くまで、高波に警戒するよう呼びかけています。