台風接近 那覇市の中心部で備え 那覇空港で対応追われる

台風接近 那覇市の中心部で備え 那覇空港で対応追われる

台風の接近に備えて那覇市の中心部では強風などへの備えが進められています。

那覇市の県庁近くの歩道では31日午後、作業員たちが花壇の植え込みが強風で飛ばされたり、傷ついたりしないようネットをかけて固定する作業を行っていました。

国際通りでは31日午後の時点では閉店する店はみられず、修学旅行の学生などの姿もみられました。

ガラス製品などを扱う土産物店では、強風による飛来物で窓ガラスが割れないよう段ボールを貼って補強していました。

土産物店の40代の女性は「旅行客が来ていて稼ぎ時なので、店の営業をしながら台風の対策をしなければなりませんがしかたがないです」と話していました。

また、那覇空港では台風の影響で欠航する便を知らせる掲示がロビーに張り出されていました。

各航空会社は欠航が決まった便の振り替え便を受け付ける専用カウンターを設けていて、手続きを行う利用客の列ができていました。

東京から仕事で来ていたという50代の男性は「あすの便で帰る予定が欠航になったので、きょうの便に変更する手続きに来ました。時期的に台風は大丈夫だろうと思っていましたが、天候のことなのでどうしようもできません」と話していました。

宮崎県から仕事で訪れていたという30代の男性は「あす乗る予定の便が欠航になってしまいましたが、仕事があって休むと大変なので、なんとかきょうの便に振り替えました」と話していました。