去年の米軍人・軍属の道路交通法違反検挙件数は53件

沖縄県内で去年1年間にアメリカ軍の軍人や基地で働く軍属などが道路交通法違反の疑いで検挙された件数は、合わせて53件に上ることが分かりました。

これは沖縄選挙区選出の高良鉄美参議院議員が提出した質問主意書に対し、政府が30日出した答弁書の中で明らかにしたものです。

それによりますと、去年1年間に県内でアメリカ軍の軍人や基地で働く軍属などが道路交通法違反の疑いで検挙された件数は、合わせて53件に上るということです。

このうち3件が酒酔い運転の疑い、48件が酒気帯び運転の疑いだったということです。

また、去年1年間に県内でアメリカ軍の軍人や基地で働く軍属などが起こした死傷者を伴う事故は合わせて10件で、このうち1件は酒酔い運転、2件は酒気帯び運転に絡んだものだということです。

このほか、沖縄県警察本部のまとめによりますと、去年1年間に県内でアメリカ軍の軍人や基地で働く軍属などが刑法犯罪で検挙された件数は54件で、前の年に比べ13件増えています。

内訳は▽詐欺や横領などの「知能犯」が15件、▽万引きや空き巣などの「窃盗犯」が14件、▽傷害や脅迫などの「粗暴犯」が9件などとなっています。