教員の負担軽減へ 那覇市が検討チーム

教員不足が課題となるなか、那覇市は、教員の負担軽減を検討する専門のチームをこのほど立ち上げたことを明らかにしました。

これは那覇市の知念市長が、24日に開かれた記者会見で明らかにしました。

それによりますと、那覇市はこれまで教育委員会で進めてきた教員の働き方改革に、市の部長らも加えた全庁で取り組むため、今月16日、「教員負担軽減タスクフォース」を立ち上げたということです。

市によりますと、今年度の新学期当初は担任がいないクラスはありませんでしたが、今月22日現在、中学校で1人、小学校で2人の担任がすでに足りていないということです。

市では今年度、県教育委員会とともに文部科学省の事業を活用して、教員が精神疾患で休む原因を分析し、相談体制を充実させて、復職支援などにも取り組む方向で調整を進めています。

記者会見に同席した那覇市の山城良嗣教育長は、「現場からは大変だという話が届いているので、まず目の前の負担を洗い出して軽減してあげることと、メンタルヘルスのサポートの両方を充実させながら、働き方改革につなげていきたい」と話していました。