診察中の準強制わいせつの罪 病院長が起訴内容を否認

診療中、複数の患者の胸を触るなどのわいせつな行為を行ったとして準強制わいせつの罪に問われている浦添市の病院長の初公判が開かれ起訴された内容を否認しました。

浦添市大平の丸勝中央クリニックの院長、平良勝彦被告(79)は、おととし2月からことし1月にかけて診療中、3人の女性患者の胸を触るなどのわいせつな行為を行ったとして準強制わいせつの罪に問われています。

那覇地方裁判所で開かれた22日の初公判で、平良院長は「医療法に基づいた行為であり、わいせつ目的ではない」などと述べ起訴された内容を否認しました。

一方、検察側は被害に遭った患者の1人が胸を触られる様子をスマートフォンで撮影していたことや、別の患者が被害にあった際、「やめて」と声を上げていたのをクリニックにいた男性患者が聞いていたことなどを明らかにしました。

今後の裁判では被告や被害者の関係者が出廷し、証人尋問が行われることが検討されています。

院長は今月9日にも別の女性患者にわいせつな行為をしたとして準強制わいせつの疑いで逮捕されています。

今回で4回目の逮捕ですが、警察の調べに対し、いずれも容疑を否認しているということです。