クロマグロ漁停止命令 石垣の漁港 最後の水揚げ

最盛期を迎えていたクロマグロ漁の停止命令が出たことを受けて、石垣市の漁港には漁を切り上げた漁船が相次いで戻ってきていて、すでに釣り上げていたマグロを次々と水揚げしました。

県はクロマグロの資源保護のために、ことし4月から7月までの漁期で設定していた漁獲枠が上限の147.5トンに近づいたとして、漁が最盛期を迎えていたさなかの8日、停止命令を出しました。

こうした中、石垣市の漁港には漁を切り上げた漁船が相次いで戻ってきていて、漁の停止命令が出るまでに釣り上げていたクロマグロを次々と水揚げしました。

クロマグロ4本を水揚げした宮里長善船長は「漁師はみんなショックを受けている。大金をかけて漁具を購入し、漁にかけているので怒りの気持ちもある。漁師の話も聞いてほしい」と話していました。

八重山漁業協同組合の友利邦明市場販売課長は「停止命令は早すぎる。もう少し枠がほしいです。漁業者のみなさんと声を大きくして訴えたい」と話していました。