新石垣空港の保安検査員確保 市などが初めての説明会

人手不足は航空業界でも深刻化しています。
新石垣空港では、保安検査員を十分に確保できず国際線の運航が再開できないため石垣市などは保安検査の仕事に興味を持ってもらおうと初めて説明会を開きました。

コロナ禍で旅客数が大きく落ちこんだ新石垣空港では、現在、国内線の旅客数は回復傾向にある一方、保安検査員を十分に確保できないため、水際対策の大幅な緩和された国際線の定期便の運航を再開できていません。

こうした中、石垣市と地元の「ハローワーク八重山」は保安検査員の仕事に興味を持ってもらい、人材確保につなげようと18日、初めて説明会を開きおよそ30人が参加しました。

説明会では、保安検査を担当している事業所の人事担当者が会社の概要や勤務内容などについて説明しました。

つづいて個別面談も行われ担当者が勤務時間や通勤手段などについて答えていました。

先月、埼玉県から移り住んだ男性は「人員不足だと知って力になりたいし、この仕事に興味があるので働いてみようかなと思い参加しました」と話していました。

石垣市農林水産商工部商工振興課の多宇直之課長は「最終的には働くというところまで確実につなげたいのでていねいに説明をしながら人手不足の解消につなげて、国際線が1日でも早く飛ぶような状況を作っていきたい」と話していました。