坂本龍一さん亡くなる 沖縄の音楽や平和の問題にも強い関心

坂本龍一さん亡くなる 沖縄の音楽や平和の問題にも強い関心

「イエロー・マジック・オーケストラ」=「YMO」のメンバーで映画音楽でも世界的な評価を受けた坂本龍一さんが先月、71歳で亡くなりました。
坂本さんは、沖縄のミュージシャンともコラボレーションをするなど沖縄の音楽や平和の問題にも強い関心を示していました。

坂本龍一さんは、1980年代から古謝美佐子さんなど沖縄民謡の歌手とのコラボレーション作品を発表し、3年前には終戦から75年の年にあわせて宜野湾市で開かれたチャリティーコンサートにも参加しました。

およそ1700人が詰めかける中、映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲など7曲をピアノで演奏したほか、演奏にあわせて俳優の吉永小百合さんが詩の朗読を行いました。

コンサートの収益金は、平和の尊さを伝えるひめゆり平和祈念資料館などに寄付されたということです。

このコンサートにも参加した古謝美佐子さんは「坂本さんの訃報に際し涙が溢れて止まりません。沖縄民謡一筋のこの私に最高の音楽人生を教えてくれたのは坂本さんです!!世界地図で鍼の先くらいの小さな島の歌を世界に持っていってくれました!!坂本さんと、ずーっっと関われることができて・・私は幸せな沖縄民謡の唄者です。ご冥福をお祈りします」とコメントしました。