名護市の海中公園でサンゴの植え付け

県内で減少傾向にあるサンゴ礁を保全しようと、名護市の海中公園で、スタッフなどがサンゴを植え付ける作業を行いました。

サンゴの植え付けは、21日名護市の海中展望塔などがあるブセナ海中公園で、公園や近くのリゾートホテルのスタッフなどが参加して行われました。

スタッフなどは、まず、波などの影響で折れた長さ10センチほどの「エダコモンサンゴ」を植え付けても波や砂などによって動かないようにするため、金属の編み目の容器に入れました。

そして、ビーチから80メートルほどの沖合に移動して、砂地に穴を掘り、およそ30本を植え付けました。

県内のサンゴ礁がオニヒトデに食い荒らされたり赤土が流入したりして減少傾向にある中、海洋資源を保護し、海の魅力を観光客に伝えるのが狙いで、今後はサンゴの成長を定期的に観察していくことにしています。

ブセナ海中公園事業所の上原佑介さんは、「サンゴが増えることで、海の生き物も増えていくので今後もこの取り組みを継続していきたいです」と話していました。