ドローンで離島へ荷物の輸送実験 本部町渡久地港〜水納島
沖縄本島北部にある本部町で、ドローンを活用して離島に荷物をスムーズに運べるか確認するため、実証実験が行われました。
実証実験は、ソフトウエアを開発する神奈川県の企業が国の補助を受けて行ったものです。
9日は本部町の渡久地港近くの公園から、30キロの重さの荷物を積んだドローンを飛ばし、7キロほど離れた水納島までのルートを30分ほどで往復しました。
ドローンは荷物を積んだ状態でも、50キロほどの距離なら連続して飛行できるということです。
沖縄県内では、天候の影響で船が欠航し離島で食料品などが不足するケースもあることから、会社ではドローンの活用の広がりを見込んで実験を継続していくことにしています。
実証実験を行った会社の沼部正人事業部長は「よりスムーズな運搬に向けて今回の実験では、風向きなどのデータが得られた。今後、物資の輸送だけでなく、観光などでも活用できるよう取り組んでいきたい」と話していました。