障害者が農業に取り組む 宮古島市の福祉団体が農水省から表彰
離島で暮らす障害者が農業の分野で活躍し、持続可能な共生社会を生み出しているとして、宮古島市の社会福祉法人が農林水産省から表彰されました。
農林水産省から表彰されたのは、宮古島市の社会福祉法人「みやこ福祉会」です。
農林水産省は、担い手不足や高齢化が進む農林水産業で障害者が生きがいを持って働いている団体を、持続可能な共生社会を生み出している取り組みとして表彰しています。
「みやこ福祉会」は、島で暮らす障害者の働く場を確保するため、ほかの農家と競合しない水菜などの葉物野菜を水耕栽培で1年を通し生産していることが評価され、「ノウフク・アワード」のチャレンジ賞を受賞しました。
工程ごとに視覚的に理解できる写真パネルを作るなどして、効率よく作業できるよう工夫しているということです。
「みやこ福祉会」の伊志嶺博司理事長は「農業のいろんな作業工程が障害者に合うと思い、11年前から取り組んだことが評価されたと思います。これからも、宮古島の障害者が仕事を通して人生をおう歌できる環境づくりに寄与していきたい」と話していました。