サイバー攻撃受けた那覇市の図書館 予約サービス再開
那覇市の図書館のシステムが去年10月、サイバー攻撃を受けて、一時、本の貸し出しなどができなくなった問題をめぐり、16日からおよそ4か月ぶりに本の予約サービスが再開しました。
この問題は去年10月、那覇市の図書館のシステムがサイバー攻撃を受けて、市内8か所の図書施設で本や資料の貸し出しや予約が出来なくなったものです。
施設では手作業で利用者登録を行いおよそ1週間後には本の貸し出しを再開した一方、予約サービスについては新しいシステムの導入や本の登録作業などに時間がかかったため、16日からおよそ4か月ぶりに再開しました。
ただ、本や資料の数はあわせて66万点にのぼり、このうち登録作業が終わっていない4分の1ほどは予約の対象外だということです。
また、サイバー攻撃を受ける前のデータにアクセスできないため、一部の本の所在が分からなくなっていて、担当者は「借りたままの人がいればすぐに返却してほしい」と呼びかけています。
一方、警察によりますと、システムへの不正なアクセスの防止などを行う装置が、最新の状態に更新されておらず感染経路になった可能性があるということで、警察が捜査を続けています。