沖縄電力の「託送料金」値上げ認可 月額430円余り上乗せへ

経済産業省は、沖縄電力が先月申請していた、送配電網の利用料として小売り事業者から徴収する「託送料金」の値上げを認可しました。
4月から一般的な家庭の電気料金は月額430円余り上乗せされることになります。

沖縄電力は先月27日、送配電網の利用料として小売り事業者から徴収する「託送料金」の値上げを経済産業省に申請していました。

これについて、経済産業省は今月27日に認可しました。

一般的な家庭の電気料金に含まれる「託送料金」は、今よりも基本料金が67円、電力量料金が1キロワットアワーあたり1.4円値上げされます。

沖縄電力によりますと、4月から一般的な家庭の場合、431円上乗せされるということです。

沖縄電力は、現在、4月からの電気料金の値上げも申請していて、申請どおりに認可されると、電気料金は一般的な家庭で月額1万2700円程度になり、去年11月の申請時点と比べると4月からは44.1%の値上げになるということです。

ただ、国は今月分から電気料金の負担軽減策を実施することから、4月以降の電気料金は1万900円程度になる見込みです。