110番通報去年は14万5000件 15%余が緊急性なし

1月10日は「110番の日」です。
去年警察が受け付けた14万5000件の通報のうち、15%あまりが緊急性のない内容で、警察は適切な利用を呼びかけています。

県警察本部によりますと去年1年間に受け付けた110番通報の件数は、暫定値で14万5965件にのぼり、おととしより1万5600件あまり増えました。

このうち、緊急の対応を必要としないものは、2万2929件と15.7%を占めました。

中には「空港に行くためにタクシーを待っているが、来ないので飛行機に間に合いそうにない。パトカーで送ってほしい」とか「娘が出産しそうなので車で病院に向かっている。急いでいるので信号は守らなくてもいいか」といった相談もあったということです。

警察はほかの事件や事故への対応に支障が出るおそれもあるとして、緊急性がない内容については専用の短縮ダイヤル「#9110」を利用するよう呼びかけています。

県警察本部通信指令課の屋宜隆次席は「最近は誤って緊急ダイヤルを押して、110番にかかってしまうケースも増えている。その場合、無言で切られると警察は必ずかけ直すので、間違いですと伝えて下さい」と話していました。