認可外保育施設での乳児死亡 那覇市の事故検証委 今夜初会合
ことし7月、那覇市の認可外保育施設で生後3か月の乳児が死亡する事故が起きたことを受け、市は22日、専門家による検証委員会を設置し23日夜、初めての会合が開かれます。
ことし7月、那覇市楚辺にあった「緑のすず乃保育園」で生後3か月の赤ちゃんが心肺停止の状態となり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
事故当日、市が立ち入り調査を行った結果、睡眠中の乳幼児の状態をきめ細かく観察していなかったことなど8つの項目について改善勧告を行いましたが、その後、保育施設は経営の厳しさを理由に廃止しました。
22日夜、那覇市役所で有識者による審議会が開かれ、保育の専門家や医師、弁護士などによる第三者の検証委員会を設置することが承認されました。
検証委員会の会合は23日夜初めて開かれ、事故の再発防止に向け検討が進められることになっています。
この施設をめぐっては、那覇市は先月、「特に乳幼児突然死症候群の予防について繰り返し指導を受け、適切な対応を行うと報告していたにもかかわらず、改善がなかった。児童の安全確保に対する適切な対応が行われていないことから今後改善が期待されない」などとして、施設閉鎖命令の行政処分を出しています。