障害のある人が作った正月用のしめ飾り 出荷始まる 石垣市

ことしも残すところ1か月余りとなり、石垣市の福祉施設では、障害のある人たちが丹精込めて作った正月用のしめ飾りの出荷が28日から始まりました。

石垣市大川にある障害のある人たちが通う「八重山育成園」では、およそ40人が毎年1年がかりで正月用のしめ飾りを作っています。

施設では28日、すでに完成したしめ飾りの出荷が始まるのにあわせて式典が行われました。

この中で、大泊浩仁施設長が「しめ飾りは、1年間かけて皆さんの一つ一つの丁寧な作業が一体化して、出来上がります。地域の皆さんに買っていただき縁起物としていい正月を迎えてもらいたいです」とあいさつしました。

続いて、稲わらを提供した農家の代表2人にしめ飾りが贈られたあとテープカットが行われ、最後に参加者全員でエイサーを踊って出荷を祝いました。

しめ飾りは年末までに、石垣市内の大型スーパーや商店などに向けて大小合わせて1000個余りが出荷される予定だということです。