自転車で日本縦断15歳の少年がゴールの石垣港に到着
自転車で北海道から石垣市までの日本縦断に挑戦していた地元出身の15歳の少年が26日ゴールの石垣港に到着しました。
自転車で日本縦断を果たしたのは、石垣市出身の15歳の松村陽向さんです。
松村さんはことし3月、石垣市内の中学校を卒業後、単身で福井市に渡ってパン屋に勤めて資金をため、ことし9月3日に北海道から石垣を目指して自転車での3200キロ余りの旅に挑戦していました。
26日は、昼前に空路で沖縄本島から石垣市に到着し、自転車を組み立てたあとゴールの石垣港までおよそ20キロの最後の行程を走りました。
友人らおよそ60人が横断幕などを掲げて出迎えるなか、午後2時すぎに無事到着し、3か月近くに及ぶ長旅の疲れも見せずに笑顔で言葉を交わしていました。
松村さんは「各地で色んな人と出会っていろいろな事を経験しました。おじいちゃんに買ってもらった自転車で走り、走っている姿を見せることなく亡くなってしまいましたが、見守ってくれていたと思う次は世界を走りたい」と話していました。
母親の恵子さんは「旅のあいだ、多くの人に応援してもらって支えられ、勇気や愛をたくさんもらってゴールしたと思います。きっと彼の力になっていると思います」と話していました。