中国海警局の船 これまでで最大の砲を搭載 76ミリ砲か

沖縄県の尖閣諸島の領海のすぐ外側にある接続水域に15日初めて入った中国海警局の船に、これまでで最も大きな砲が搭載されていることが、海上保安本部への取材でわかりました。
関係者によりますと、これまで確認されたものの2倍近くの76ミリ砲とみられるということです。

第11管区海上保安本部によりますと、、16日午後3時現在中国海警局の船2隻が尖閣諸島の久場島の北北西およそ40キロ、また別の船2隻が南小島の南東およそ30キロの接続水域を航行しているということです。

海上保安本部は4隻が領海に入らないように警告と監視を続けていますが、このうち15日初めて確認された1隻はこれまでで最も大きな砲が搭載されていることを明らかにしました。

関係者によりますと、最大でも40ミリ程度の砲だったのが、この船に搭載されているのは2倍近くの76ミリ砲とみられるということです。

接続水域で過去最大の砲を搭載している船が確認されたことについて、海上保安本部は「中国海警局の船舶の大型化、武装化に対してもしっかりと対応出来るような万全な体制を確保している」などとしています。

76ミリ砲を積んだ中国海警局の船は外形から718B型巡視船と見られます。

中国の軍事専門誌によりますと718B型巡視船は、中国の軍艦と同じ76ミリ砲と射撃レーダーが搭載されていて、砲の攻撃能力は大きく変わらないものと見られます。

アメリカのシンクタンク、CSIS=戦略国際問題研究所の分析では、排水量が2700トンと巡視船としては中型で、南シナ海では頻繁にパトロールしているのが確認されているということです。

これについて、海上保安庁の石井昌平長官は16日の定例会見で、「大型の砲のようなものを搭載していることを確認した。これをすでに中国海警局の船舶が持っていることは把握していて、相手勢力を上回る巡視船での万全な体制を敷いているので、この船についてもしっかりと対応していきたい」と述べました。