米軍嘉手納基地 暫定配備のF22戦闘機 新たに4機到着

老朽化したF15戦闘機の退役に伴ってアメリカ軍嘉手納基地に暫定的に配備されるF22ステルス戦闘機が、4日に続き5日も4機到着しました。

5日午後3時前に嘉手納基地に到着したのは、アメリカ・アラスカ州のエルメンドルフ・リチャードソン統合基地に所属するF22ステルス戦闘機あわせて4機です。

4機は、長距離飛行を行うため、主翼に2つの燃料タンクを取り付けた状態で飛来しました。

嘉手納基地の発表によりますと、F15戦闘機が30年以上運用されて老朽化したことから、段階的に退役させるのに備え、F22戦闘機の派遣を4日から始めたということで、4日に到着した4機を合わせ、基地に暫定的に配備されたのは8機となりました。

アメリカ空軍が4日に公表した画像では、雪に覆われたアラスカ州の基地からF22戦闘機が嘉手納基地に向けて離陸する様子が撮影されています。

アメリカ軍は、より能力が高いF22の派遣によって、日本を防衛するためのアメリカの即応態勢を強化するとしています。