F15戦闘機2年かけ退役 来月からF22が半年交代で派遣

沖縄の嘉手納基地に配備されているF15戦闘機について、アメリカ軍が今後2年かけて退役させ、新たな機種に更新するとともに、来月上旬からは、F22ステルス戦闘機10数機が半年交代で基地に派遣されることが分かりました。

防衛省が沖縄の地元の自治体に行った説明によりますと、アメリカ軍は嘉手納基地に配備しているF15戦闘機およそ50機について老朽化したことから、今後2年かけて、別の新たな機種に更新する計画です。

手始めに数週間のうちに10数機をアメリカ本国に戻す一方、沖縄のアメリカ軍基地の抑止力が低下しないよう、新たに同じ数のF22戦闘機を半年交代で嘉手納基地に派遣するということです。

この間、基地に配備されている戦闘機の機数が一時的に増える可能性があるものの、最終的には元に戻るということです。

政府関係者によりますと、F15の後継機種は決まっていないものの、F35ステルス戦闘機などが配備される可能性があるということで、嘉手納基地の抑止力は強化されるとしています。