北谷町の認可保育園 基準満たない保育士数で運営か 県が監査
北谷町の認可保育園が、国の基準に満たない保育士の数で運営されている可能性があることが町への取材で分かりました。
24日、県などがこの保育園に監査に入りました。
監査は24日午前9時半すぎから始まり、北谷町の認可保育園には県と本島中部の9市町村でつくる中部広域市町村圏事務組合の職員9人が入り、町の担当者も同行しました。
町によりますと、ことし8月24日に町内の認可保育園の関係者から「保育士が足りていないのではないか」と通報がありました。
2日後の26日に町の職員がこの保育園を訪れ確認したところ、保育士の配置について国の基準では0歳児3人に対して1人、1、2歳児6人に対して1人などと決められていますが、それを満たしていなかったということです。
このため、町は先月6日、監督権限のある県と事務組合に情報提供を行い、監査を依頼しました。
先月28日、事務組合が監査を実施しましたが、さらに調べる必要があるとして、県が年に1回行っている監査にあわせて24日、2回目の監査に入りました。
この施設をめぐっては、保護者や園の関係者が今月19日、町に対して保育士の労働環境の改善などを求める要望書を提出しています。