姫路市の高校生 去年の沖縄修学旅行の記録を本にまとめ出版

姫路市の高校生たちが、沖縄県の修学旅行で現地の人に取材した記録を1冊の本にまとめ出版しました。

本のタイトルは、「姫路市立琴丘高校(ことがおか)のおきなわレポート130」です。

琴丘高校では毎年、沖縄県を修学旅行先にしていますが、コロナ禍によって打撃を受けた観光業などを盛り上げようと出版を企画しました。

3年生の生徒270人が班ごとに分かれ、事前に取材先の決定や電話での取材依頼などを自分たちで調整し、去年10月、沖縄県を訪れて店や団体あわせて130か所を取材しました。

このうち、琉球ガラスの工房を取材した班は、戦後、資材が不足する中、アメリカ兵が捨てた瓶などを利用して作り始めたというエピソードを工房の代表の人柄を交えて詳しく伝えています。

また、「壺屋焼」という沖縄を代表する陶器の伝統工芸士を取材した班は、「丁寧な職人技によって陶器に命が宿る瞬間はすばらしいものだった」などと当時の感動を記しています。

このほかハブを捕る名人や伝統楽器、三線の製作所などを取材し、沖縄の伝統を守る人たちの仕事に込める思いや人生観をつづっています。

「壺屋焼」の伝統工芸士を取材した女子生徒は「沖縄の人々の生活ぶりやコロナ禍の現状が、本を通して沖縄県以外のさまざまな人に伝わればいいなと思います」と話していました。

指導した松本真吾教諭は「子どもたちの思いが詰まっている本なので1人でも多くの人に読んでもらいたい」と話していました。

この本は、今月10日から全国の書店やコンビニエンスストアなどで販売されています。