障害のあるわが子と支える人たちの姿を撮影 母親が写真展
重い障害があるわが子と支え続ける医師や看護師の姿を30年あまりにわたって撮影してきた母親の写真展が西原町で開かれています。
「医療への信頼」と名付けられた写真展は琉球大学附属図書館が企画し西原町の琉球大学で19日から始まりました。
会場には、東京都に住む河田真智子さんが体や脳に重い障害があり35歳となった娘の夏帆さんと支え続ける医師や看護師の姿を撮影し続けてきた写真およそ40枚が展示されています。
このうち、主治医として21年間、寄り添った粟屋さんと夏帆さんを捉えた1枚には最後の診療日にその手をしっかりと握る粟屋さんの笑顔が収められています。
また、リハビリをしている写真や、訪問ドクターなどに囲まれて微笑む夏帆さんなど、医療スタッフに支えられながら過ごす日々が記録されています。
河田さんは「娘は生まれた場所によっては生きてこられなかったかもしれない。患者として医療が受けられること、コロナ禍で頑張っている医療従事者への感謝の思いを伝えたい」と話しています。
写真展は来月いっぱい開かれ入場は無料で一般にも公開されています。